「真のグローバル人材の育成」を目指す株式会社エー・トゥー・ゼット(本社:長野県松本市、代表取締役社長:遠藤美千子)は2022年9月より、長野県内の公立小学校を対象として、アイード株式会社(以下、アイード社)のAI評価システムであるCHIVOX(チボックス)を導入した英語スピーキング評価AI「英語パフォーマンステスト」の提供を開始いたします。本システムの導入により、AIを援用したスピーキング(2領域)テストの採点および評価が可能となります。現在は2自治体での導入が決定しており、今後も県内の公立小学校での導入支援を進める予定です。本システムを通じて、小学生の英語教育における課題である採点基準の客観性と均質化、そして教師負担の軽減を支援し、「指導と評価の一体化」の実現を目指してまいります。
市場環境と開発背景
文部科学省が2021年に開始したGIGAスクール構想(※1)により、子どもたち一人ひとりに個別最適化した創造性を育む教育ICT環境の整備が加速し、「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現やタブレット端末を活用した学習環境が必要とされています。私学を中心とした高校および中学校では、AIを援用した英語パフォーマンステストを導入する学校が出てきましたが、小学校向けの英語パフォーマンステストについては、実践している自治体や学校、対応しているシステム自体が極めて少ない状況です。
このような市場環境を踏まえ、当社はアイード社との共同開発を開始し、これまで甲信越エリアの147校(※2)へALT(Assistant Language Teacher)派遣を行う中で蓄積してきた小学生の英語教育におけるノウハウと、英語スピーキング評価AIとして教育現場で広く導入されているCHIVOXを連動させて、小学生の英語教育のさらなる支援が可能となる英語スピーキング評価AI「英語パフォーマンステスト」が誕生しました。今後も検証を重ねながら、多くの自治体での導入と活用に向けた取り組みを進めてまいります。
※1 GIGAスクール構想:文部科学省「GIGAスクール構想の実現について」参照https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
※2 2022年7月時点
「英語パフォーマンステスト」導入による期待効果
採点、評価の効率化による工数削減に加え、特に英語のスピーキングに関する教員の負担や不安を解消することで、「評価と指導の一体化」の実現を目指します。
(1)採点基準の客観性、公平性の担保
・国立教育政策研究研、学習指導要領に沿った問題構成、評価観点で採点
・採点結果の可視化と均質化
(2)教師の工数削減
・採点/評価業務の効率化
・採点/評価業務時間の削減
(3)授業改善の向上
・学習効果の可視化
・授業改善のポイントが明確化
「英語パフォーマンステスト」概要
・対象となる要綱
聞く、話す(やり取り,発表)、読む、書くの4技能5領域のうち、話す技能のやり取りと発表の2領域
・必要なデジタル端末
タブレット、PC ※個別で確認必要
■アイード株式会社について
英語スピーキング評価AI「CHIVOX®︎」をPaaS(Platform as a Service)として展開するEdTechベンチャー。「EdTechのコア技術で“未来の学び”をすべての人に」をMISSIONに、幼児から法人向け英語学習教材まで幅広く英語教育業界にテクノロジーソリューションを提供して参ります。
・会社名:アイード株式会社(https://aied.jp/)
・代表者:代表取締役 宮澤 瑞希
・本社所在地:東京都品川区大崎3-5-2 エステージ大崎ビル
・事業内容:英語スピーキング評価AI「CHIVOX®︎」を活用したビジネスデベロップメント
■エー・トゥー・ゼットについて https://atoz-ed.com/
エー・トゥー・ゼットは1987年の英会話スクール創業以来、長野県を中心としてALT派遣をはじめとする公教育支援、語学スクールの運営、法人支援など幅広い事業に展開し、「真のグローバル人の育成」を掲げています。魅力的で優秀な外国人講師(ALT)派遣は累計800名を超え、学校の英語授業からどなたでも通えるスクールやオンラインプログラムまで、語学習得にとどまらない異文化理解が可能なオリジナルプログラムを順次開発しています。ALTに加え社員の外国人比率は7割以上と、自社のダイバーシティや働き方支援も充実。長野県で“グローバル人育成エコシステム”を創り、世界で活躍する日本人の増加に貢献しています。
■お問い合わせ先
・導入をお考えの自治体、学校関係者の方
公教育部門:胡桃澤(くるみざわ)
電話:0263-28-2366 Email:yoshitomo@atoz-ed.com